今日は損保ジャパン東郷青児美術館の〔特別展〕 美しき女性印象派画家 ベルト・モリゾ展に行ってきました。
平日なのに…… §
前の土日はずっとこもってプログラムを書いていたのと雨が降っていたのと、2つの理由でどこにも行きませんでした。
更に今日は洒落にならないぐらい疲れ果てて自分を休ませないとダメだと思いました。
それに加えてもう1つ。
W-ZERO3を買って1年が経過して、そろそろ機種変更が必要だったものの、現物を触らないで買うのは恐いので新宿当たりまで現物を触りに出ようと思ったことがあります。
なので、新宿あたりにあるどこかに立ち寄りたくなったわけです。
更に、東郷青児美術館のベルト・モリゾ展にはちょっと興味がありました。
以上により、新宿に行きました。
ちなみに、六本木の新国立美術館でフェルメールを見るという案もあったのですが、火曜日は休みなので没となりました。
ベルト・モリゾ展 §
興味深い内容ですね。
女性が画家として絵を描くことがまだ認められていないの先進的な女性画家。
しかし、描く対象はなぜか女の子が多く、しかも今の日本の基準から見て違和感のない美少女に見える絵が多くあります。
初期には身体が曖昧な感じでありながら足のフェティッシュ感が強烈な作品もありましたが、後期には身体の存在感も確かなものになって来て、魅力ある女/少女の絵として非常に印象的に成立している感がありました。
もう1つ、娘の絵が多いというのも特徴的という気がします。この人は娘を娘ではなく、理想の少女=モデルとして育て上げたのではないか……という気もしました。
逆に言えば、正確に男性的な側面が多くあったのではないか……という気もしました。
っていうか、性の自己認識の倒錯感?
東郷青児美術館はやはりいい §
私個人から見た良い美術館とは、良い作品を良い環境で展示すれば良いというものではなく、やはり気軽に行くことができ、驚きのあるそれなりの水準の作品を見せてくれる場所だと思います。そういう意味で、ここは今のところ自分にとってベストの美術館です。
そして間抜け §
ここを出た後、ヨドバシでアドエス(Advanced/W-ZERO3[es])を買いましたが、受け取れるまで1時間半待ち……。
一度帰って仕事をすることにしましたが、考えてみるとその1時間半で東郷青児美術館に行けば最も効率が良かったのに!